通信教育サービスと言っても、インターネットの発達などから現在では多種多様化し、サービスの数も多くなっています。
今回は総合的に見てどの通信教育が優れているかという点をランキング形式でご紹介したいと思いますのでよろしくお願いいたします。
各目的別通信教育ランキング
学年別
⇒小学生におすすめの通信教育をプロの家庭教師がランキング付け!!
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⇒プロの家庭教師がおすすめする中学生・高校受験生向けの通信教育ランキング
⇒プロ家庭教師がまとめる高校生におすすめの通信教育ランキング
ニーズ別
通信教育を選ぶ際に重要なこと
通信教育を選ぶ際に最も重要なことは、今生徒がどのような状況にあり、何を目的とするかということを把握することです。
これは通信教育に限った話ではないですね。
例えば学校の授業についていけない小学生がSAPIXに入塾しても意味ないですし、東大合格を目指す高校生が小学生向けのスマイルゼミを受講しても学力アップはあまり期待できません。
これらは極端な例に聞こえますが、プロの家庭教師として様々なお宅に伺わせていただく際、それと似たような例を沢山見てきました。
凄くよくあるパターンなのですが、
① 塾に通わせたけどあまり効果が出ない
② 個別指導に通わせたけれど効果が出ない
③ 通信教育をやらせてみたけれどやらない
④ 家庭教師に頼む
というケースが非常に多いです。
良いか悪いかは別としても、生徒の現状を把握していなかったために起こってしまう事柄であると言えます。
率直に言うと通信教育に向いていない生徒というのはいます。
・勉強が嫌いすぎて自分からは一切勉強しない
・成績が平均を遥かに下回ってしまう
・LDなどの学習障害がある
これらの条件を満たしている場合は塾や予備校、通信教育はやらず、家庭教師に依頼するのが良いでしょう。
通信教育全てに共通することですが、欠点として「強制力がない」という点があります。
ある程度強制力のある塾などと違い、サボれてしまうのが通信教育だと言えるのです。
*スマイルゼミのようにサボリ難いシステムを提供している通信教育サービスもあります。
そういった生徒は、ある程度の学力を必要とする塾においても厳しいと言えます。
通信教育は塾よりも遥かに費用が抑えられる反面先述したように強制力がないためよほど自律できる生徒でなければ継続自体が難しいのです。
それゆえ、やはり平均以上の成績は欲しい所です。
もっとも、本人の気質にもよるため、まじめに継続できる生徒の場合は学力に関係なく通信教育には向いているとも言えます。
さて、話を戻しまして、どのような現状でありどのような目的を持っているかを把握するという話に戻しますと、具体的な目標を持っている生徒及び保護者の方ほど通信教育を利用して成果を出しやすいです。
例えば〇〇合格を目指す、5教科であと20点アップする、などです。これらは漠然と「成績を上げたい」というよりも遥かに具体的です。
例えば5教科で20点アップすることを目標にする場合、1教科で4点ずつ取ればいいとも考えられますし、1教科で10点を2つ伸ばすという考え方もできます。前者なら万遍無く勉強量を増やす、後者ならある程度特化して勉強するなどの計画が立てられるのです。そのために必要なことを逆算していけば結果はついてきます。
漠然と「成績を上げたい」という場合、何をどれだけ上げればいいのか?自分には今どこが問題になっているのかという分析から始めないといけません。
後に紹介いたしますが、例えば5教科350点の生徒がZ会をやってもあまり効果は上がりません。逆に東大に合格したい場合は進研ゼミよりもZ会の方が向いています。
通信教育サービスを受講する前に、一体何を必要としているのかを明確にしてから申込をすると、「受講したはいいけれどやらないまま教材だけが積まれていく状態」を回避できることでしょう。
申し込んだ後のことを具体的にイメージすることが出来れば、通信教育を介して成績アップという結果が待っています。
それでは総合的に優れていると管理人が思う通信教育ランキングをご覧ください。
第1位:進研ゼミ
0歳から大学受験までをカバーできる通信教育界の王者進研ゼミが1位です。
当たり前すぎて面白味は全くないのですが、教材の質の良さ、圧倒的な情報量、サポート体制や添削機能の充実など通信教育に必要とされる要素が高い次元でまとまっている通信教育の定番と言えます。
特に各学校毎の情報をまとめてそのカリキュラムに応じた教材を送ってくれる点には感動しましたね。
文句なしのキングオブ通信教育と言えるでしょう。
関連:通信教育界の王!進研ゼミの評判・口コミをプロの家庭教師がまとめる!!
第2位:スタディサプリ
かつて「受験会の黒船」と言われたリクルートの運営する「スタディサプリ」が2位となります。
こちらは小学校4年生から大学受験はもちろん資格講座までを網羅する範囲の広さとなっており、実に4000を越える授業がいつでもどこでも見放題となっています。
そして何より凄いのがう驚異のコストパフォーマンスですね。
ただ、その分サポート体制や添削機能などは捨てているので注意が必要です。
詳しくは以下の記事をご参照ください。
実際にスタディサプリを利用した人の口コミ
その当時学校の授業が速くてついていけなかった部分があり、その復習をしたいなと考えていました。しかしながら全体授業の塾ではその塾のペースがあるのて復習をするのは自力で頑張るしかなかったわけです。どうしようかなととても悩んでいた時に見つけたのがこのスタディサプリです。そしてその当時受験生だった僕は藁にもすがる思いで探し出したこのスタディーサプリは塾に行くよりもとても安くて、有名な講師全員が揃っているとわかりました。僕はこれは僕の周りであまりやってる人はいなかったけれどもこれはとても良いんじゃないかなと思ってこのスタディサプリの利用をしました。
とてもわかりやすい授業が多かったです。特に英語の関先生の授業はとても感動して、その先生の授業ばっかり見ていました。他にも科学や古典など学校の授業でわからなかったのでどうしようもすることがなかったこの科目たちをもう一度初めから復習することができました。スタディサプリは確かに安いけれど、安いからといって授業の質が悪いわけではありませんでした。どちらかと言えばとても良かったと思います。こういったオンラインで質の良い授業受けれると言うのはこれから発展するであろう新たな教育スタイルなのではないかなと僕は感じました。塾が行くのが高いなぁとか学校の授業がもうどこからわかってないのかわからないと言う方にはとてもいいと思います。やっぱり無理矢理レベルの高いところについていこうとするよりも自分のレベルにあったところから復習できるこのスタディーサプリはあらゆるレベルの方にも対応できます。そしてしっかりとはじめから復習して、そしてしっかりと理解をすることが必要だなと感じました。なので受験生にとてもお勧めしたいと僕は感じました。
関連外部リンク:プロの家庭教師が評価!スタディサプリの評判・口コミまとめ2018
第3位:すららネット
今個人的に一番注目しているサービスです。
範疇としては通信教育の分類されると思うのですが、個別指導的要素も兼ね備えているサービスとなっています。
基本的にはタブレット媒体で学習するのですが、すららサポーターと言われる専門家がサポートにまわることによって、不登校の生徒やLDを抱える生徒などに対応できるようになっています。
欠点としては理社がないことですので、他の通信サービスとの併用もありですね。
関連:すららネットの評判・口コミまとめとプロ家庭教師の評価、おすすめ度とは?
第4位:Z会
幼児教育から大学受験、社会人など幅広い範囲を対象とした戦前より続く日本最古の通信教育Z会が3位となりました。
4位になった理由はZ会が難関特化である故に万人向けではない点ですね。
Z会は通信教育としては各トップ校への抜群の合格実績を誇っています。
特に大学受験での無双ぶりは激しく、東大合格者数の3分の1をZ会会員である点は圧巻と言えます。
2017年度 Z会会員大学受験合格実績(通信講座のみ)
東京大学 | 1100人 | 京都大学 | 924人 |
旧帝国大学合計 | 4020人 | 一橋大学 | 268人 |
東京工業大学 | 221人 | 神戸大学 | 277人 |
早稲田大学 | 2629人 | 慶應義塾大学 | 1798人 |
上智大学 | 685人 | 明治大学 | 1792人 |
関関同立合計 | 3668人 | MARCH合計 | 4843人 |
医学部医学科 | 1690人 | 東京理科大学 | 357人 |
中学受験2017年度Z会・進研ゼミ合格者数比較
中学校名 | Z会合格者数 | 進研ゼミ合格者数 |
開成中学校 | 23名 | 2名 |
麻布中学校 | 16名 | 4名 |
駒場東邦中学校 | 8名 | 2名 |
桜蔭中学校 | 17名 | 3名 |
渋谷教育学園幕張中学校 | 64名 | 2名 |
市川中学校 | 86名 | 14名 |
筑波大学附属中学校 | 8名 | 10名 |
超難関校を目指すならばどの学年でもZ会が最もおすすめの通信教育となります。
第5位:スマイルゼミ
ソフト開発分野では有名なジャストシステムが運用する通信教育システムスマイルゼミもなかなか捨てがたい魅力を持ったサービスです。
タブレットを使った新感覚な学習方法は特に勉強嫌いな生徒には効果的で、上位3サービスにもない魅力があると言えます。
詳しくは以下の記事をご覧ください。