「通信教育と言えば?」

という質問があったらまず真っ先に頭に浮かぶのが「Z会」と「進研ゼミ」の名前ではないでしょうか?

通信教育を始めようと思うけれど一体どっちがいいんだろう?と言う方に向けて、今回は両サービスの比較記事を書きたいと思います。

結論から言えば難関校向けのZ会、それ以外であれば進研ゼミ

これから長々と両サービスを比較していくわけですが、結論だけ知りたいと言う方もいらっしゃると思います。

そういう方のために先に結論を申し上げると、見出しの通り難関校を受ける場合はZ会、それ以外は進研ゼミを受けるのが良いでしょう。

それぞれの目安を大まかに記載しますと

Z会

・中学生なら5教科最低400点、基本的に450点以上(公立中学)を取れる生徒

・高校生なら東京一工旧帝国大学早慶を受ける生徒

進研ゼミ

・中学生なら最低250点以上、最低限自主的に勉強ができる生徒

・高校生ならだれでも

と言った感じになるかなと思います。

中学生ベースで考えた時には5教科250点を下回るようであればスタディサプリかもしくは家庭教師に依頼するのが良いでしょう。

中高一貫校に通う生徒や小学生以下に関しては中々難しい所です。以下詳しく解説していきますのでそちらをごらんください。

 

進研ゼミとZ会の合格実績

大学受験合格実績

Z会(2017年度通信教育)

東京大学 1100人 京都大学 924人
旧帝国大学合計 4020人 一橋大学 268人
東京工業大学 221人 神戸大学 277人
早稲田大学 2629人 慶應義塾大学 1798人
上智大学 685人 明治大学 1792人
関関同立合計 3668人 MARCH合計 4843人
医学部医学科 1690人 東京理科大学 357人

 

進研ゼミ(2017年度通信教育)

東大・京大 159人 旧帝国大学合計 714人
早慶上智 629人 MARCH+学習院 1928人
関関同立 1684人

 

難関大学への合格実績という面では大きな差がついてしまっているのが実情ですね。

難関大を受ける方はZ会を受講するのがよいでしょう。

外部リンク:Z会ホームページ

外部リンク:進研ゼミ大学受験講座ホームページ

 

高校受験実績

Z会(2016年度)

県立千葉高校 15人 渋谷幕張高校 15人
県立船橋高校 38人 東邦大付属東邦高校 30人
県立千葉東高校 18人 県立東葛飾高校 19人

進研ゼミ(2016年度)

県立千葉高校 22人 渋谷幕張高校 8人
県立船橋高校 52人 県立東葛飾高校 54人
県立千葉東高校 41人 昭和秀英高校  16人

 

千葉県立が中心で恐縮なのですが、公立では進研ゼミ、一部の超難関高校ではZ会の実績が上回るという結果になりました。

よほどの難関を受けるのでなければ進研ゼミの方がおすすめとなります。

外部リンク:Z会ホームページ

外部リンク:進研ゼミ高校受験講座ホームページ

 

中学受験実績

Z会

開成中学校 23人 筑波大学附属中学校 8人
渋谷教育学園幕張中学校 64人 市川中学校 86人
東邦大学付属東邦中学校 73人 昭和学院秀英中学校 3人

進研ゼミ

開成中学校 2人 筑波大学附属中学校 10人
渋谷学園幕張中学校 2人 市川中学校 14人
東邦大学付属東邦中学校 17人 昭和学院秀英中学校 4人

こちらも大学受験同様大きな差が出ています。

難関中学を受ける場合はZ会がよいでしょう。

外部リンク:Z会ホームページ

外部リンク:進研ゼミ中学受験講座

 

進研ゼミとZ会の共通点

・幼児コースから大学受験コースまである

・紙媒体とタブレット媒体の受講スタイルが選べる

・添削機能やサポート機能が充実している

・教材の質がとても高い

両サービス共に知名度と伝統があり、下は0歳からのコースがあることが共通しています。

両社とも紙媒体でカリカリと学習するイメージがあると思いますが、現在ではiPadなどを利用した学習方法も選択できるようになっており、学年にもよりますがどちらか、もしくは両方を選択できます。

また、近年伸びの激しい「スタディサプリ」と違い添削機能や各種サポート機能が充実している点も共通しており、長年のノウハウの蓄積により作成された教材は質の高さが担保された良教材となっています。

 

進研ゼミとZ会の費用比較

通信教育サービスにおける料金は支払い方法などによって少々異なります。

例えば進研ゼミ小学講座1年生の値段を見た時に、一括払いですと月額2705円になりますが毎月払いにすると月額3343円となります。

それらを踏まえて中学校3年生講座の受講費を比べると以下のようになります。

 

中学校3年生講座

進研ゼミ 5847円
Z会本科(進学クラス) 2992円
Z会本科(特進クラス) 3518円
Z会作文 2176円
Z会(専科) 1683円

*一括払い前提

進研ゼミは分かりやすい料金体系となっていますが、Z会は受講するコースによってかかる料金が違うため、一度資料請求などをしてどの講座をとるのかじっくりと考えるのが良いかも知れません。

Z会資料請求ページへ

 

進研ゼミとZ会の違い

共通点の多い両サービスですが、以下のような違いがあります。

 

・教材の内容は当然違う

・進研ゼミは各学校の教科書や進度に合わせた教材が送られてくる

・Z会には集団授業の教室もある

・それぞれの強みが違う

 

以下、それぞれの年代別に比較していってみましょう。

 

こどもちゃれんじとZ会幼児コースの比較

就学前の幼児教育において重要なのは如何に子供が楽しんで学ぶことができるかという点だと考えています。

これは就学前、就学後、ひいては大人になってからも重要なことで、如何に学習に対しての抵抗感を無くすか、如何に学習を習慣化するかがポイントになります。

この時期に学習の習慣がつけば、子供は自ら学ぶことを苦にしなくなり、「勉強しなさい」などと言わなくても自主的に勉強するようになります。

逆にこの時期に学ぶことに抵抗を覚えてしまうと子供は自主的に勉強しなくなります。保護者の方が「勉強しなさい」と言っても嫌々やるために学習効果は出にくくなるでしょう。

大げさに聞こえるかも知れませんが、幼年期の学習習慣というのはその後大人になってもそれほど変わらないものです。

今や大競争時代、大格差時代を迎えて勉強する社会人とそうでない社会人の差は益々激しくなっています。

最近の例では日本企業の初任給が20万円前後であるのに対し某外資系は初任給に40万円も出すことがニュースになっていました。

この後を生きる子供たちは否応なくそういったグローバル的な競争に晒されなければならない訳です。

時代に取り残されない為には学ばなければなりません。

繰り返しますがこの時期に必要なのは勉強への抵抗感をなくすことです。

勉強=ツマラナイ、嫌い

ということではなく、

学ぶこと=楽しい

と知ること。それが何より大切だと考えます。

そうでなければどこかの時点で破綻してしまうのですね。中学受験で燃え尽きた、高校受験で燃え尽きた、大学受験で燃え尽きた。

それは学ぶことが好きなのではなく結果を出すことを求められてしまった結果です。本質的な好奇心などがなければ、学ぶことが嫌いなのに無理やり学んでしまったら、どこかにひずみが生まれてしまうのです。

そういった意味でこどもちゃれんじはよく練られており、これ以上のものは作れないだろうなと思います。

幼児教育という面ではこどもちゃれんじに軍配があがるでしょう。

外部リンク:こどもちゃれんじホームページ

外部リンク:Z会ホームページ

 

進研ゼミ小学生講座とZ会小学生コース(中学受験を含む)の比較

中学受験をする場合は実績のあるZ会の受講をおすすめします。

先述したように中学受験においては合格実績にかなり差があるためよりノウハウのある方を受講するのがよいでしょう。

外部リンク:Z会

特に中学受験をするのでない場合は各教科書に対応している進研ゼミの方がおすすめです。

Z会はやはり難関向けに教材を作っており、内容が難しいため人を選びます。

進研ゼミは楽しく学べる工夫が凝らされており、子供が喜ぶような知育玩具も多数あります。

この時期の学習においては如何に勉強を嫌いにならないかという点が重要になるため、このような工夫は大変合理的です。

小学生の時に勉強嫌いの習慣がついてしまうと、より勉強の複雑化する中学生や高校生になった時に困難に立ち向かえなくなる可能性があるため、この時期は楽しんで勉強をするということが非常に重要になるわけです。

そういった意味では進研ゼミは最高の教材だと言え、他社を引き離していると言っても過言ではないですね。

外部リンク:進研ゼミ小学生講座ホームページ

 

進研ゼミ中学生講座(高校受験講座)とZ会中学生コースの比較(中高一貫校含む)

先述したようによほどの難関校以外は進研ゼミの方が合格実績は良いですね。

各学校の教科書に対応していることもあり、内申対策・受験対策ともに中学生における通信教育では進研ゼミはNo.1だと言えるでしょう。

Z会も素晴らしいのですが、基本的に5教科なら450点は越えているような生徒、千葉県なら渋谷幕張、東京なら国立や開成などの超難関校を受験するような生徒に向けてという面が強いので、その範囲は狭いと思われます。

一般的な公立中学校であれば進研ゼミの方がおすすめです。

外部リンク:進研ゼミ中学受験講座

問題なのは中高一貫校ではどちらがおすすめか?という部分ですね。

これは東大を始めとした超難関大学を目指す場合はZ会、そうでなければ進研ゼミ中高一貫講座がおすすめとなります。

大学受験における合格実績ではZ会が難関大学においては実績があるためそれを見越すならZ会がやはりおすすめです。

ただし、内容がかなり難しい上に速いため、今の学校のペースについていけていないなどの場合はあまりお勧めできません。

進研ゼミ中高一貫講座もしくはスタディサプリなどを利用して一刻も早く学校のペースに追いつけるようにしましょう。

その後学力がついてからZ会を始めるなども有効です。

中学生のうちなら遅れは十分取り戻せます。

自分に合った学習方法を選びましょう。

外部リンク:Z会ホームページ

外部リンク:進研ゼミ中高一貫講座ホームページ

外部リンク:スタディサプリ中学生ホームページ

 

進研ゼミ高校生講座(大学受験講座)とZ会高校生コースの比較

先の合格実績にもあったように、難関大学の合格実績においてはZ会と進研ゼミには大きな差があります。

普段の学校のテストなどで良い点数を取る、授業についていく、基礎的な学力をみにつけるという場合には進研ゼミを、難関大学を目指したいという場合にはZ会を受講するのが良いでしょう。

実際に続けていけるかどうか、一度両サービスの資料請求をして自分に合った方を受講するというのも1つの手です。

進研ゼミの基本的な考えは生徒に進研ゼミが合わせる

Z会は基本的に生徒がZ会のレベルに合わせる

という違いがあります。

自分の学力が足りていない、教材の意味が分からない、でも時間がないという場合には「スタディサプリ」を併用するのもありだと思います。

スタディサプリでは速習が可能なため、一気に高校3年間の勉強を復習することが出来、遅れを挽回することも可能です。

いずれにせよ必要なのは今の己の力を知ること

そして志望校までの距離を知ること

孫子の兵法書には「彼を知り、己を知らば100戦危うからず」という言葉があります。

彼とは敵のこと、相手のことです。

ただ闇雲にやりさえすれば合格する訳ではありません。

今自分にどれくらいの実力があり、あとどれくらいで志望校まで届くのか。

そしてそれを埋めるための手段は何なのか?

そういった観点でサービスを選ぶのが良いでしょう。

外部リンク:Z会ホームページ

外部リンク:進研ゼミ大学受験講座ホームページ

外部リンク:スタディサプリ高校生ホームページ