中学校1年生から3年生までという最も多感な時期、基礎的な学力を養成するという意味でも大事な時期になります。
大げさではなくこれからの人生をこの時期どう過ごすのかが一生を大きく左右すると言えるでしょう。
そんな中学生におすすめの通信教育ランキングをご紹介させていただきます。
1目でわかるこの記事の内容!
第1位:進研ゼミ中学・高校受験講座
参考月額費用:5365~10000円
多くの通信教育サービスがひしめく中やはり1位は「進研ゼミ」となりました。
決め手は「定期テスト対策」ですね。
大学受験と高校受験が大きく異なる点は内申点の比重にあると言えます。
私が住んでいる千葉県の例で言いますと、公立高校の入試は5教科500点+内申点135の635点満点となります。
1年毎45点満点×3で135点の計算となりますので、当日の入試はもちろん普段の内申点が非常に重要になるのです。
そういった意味で内申を大きく左右する定期テストの重要性は高く、進研ゼミの持つ「定期テストに関するノウハウ」は非常に大きな意味を持ちます。
特に「定期テスト厳選予想問題」はかなりの的中率を誇り、高得点を目指すならぜひとも抑えておきたい内容となっています。
2位に挙げるスタディサプリ中学生との違いには各学校、各教科書に合わせたカリキュラムの有り無しもあります。
大学受験などではその膨大な量からカリキュラムが足かせになることがあるのですが、高校受験においては量もそこまで膨大ではありませんし、定期テスト重視の関係でカリキュラムに沿った勉強を行うのが重要だと言える点も進研ゼミの方を高得点にする理由ですね。
私も学習塾で教えていたことがあるのでわかるのですが、色々な中学校からの生徒が集まるためなかなか定期テスト対策をするのが難しい面がありました。
場合によっては別の市町村から生徒が来る場合もあり、その場合は教科書さえ違うということもあるためそもそも塾の学習内容と学校の学習内容が異なるということさえよくあることだったと言えます。
進研ゼミはその点、教科書毎に対応していますし、過去の膨大なデータから学校毎の進度なども把握しているため、学校の内容とバッチリ合わせることが出来ます。
実際に送られてくる教材について見てみましょう。
以下は2019年度4月分中学校3年生講座の教材です。
*写真は2019年4月撮影なので実際に送付されるものとは異なる可能性があります。
開くと中はこのような感じになっています。
広げてみます。
何から始めていいかわからないという方にも親切な仕様となっており、特に入試制度は複雑ですのでこのようにまとめられていると助かりますね。
*写真は東京都のものですが、送付先の都道府県に対応したものが送られてきます。
メインの教材は5教科に対応しています。
1日15分もあればできるようになっているので部活で忙しい生徒でもとりくみやすくなっていて、短い時間で効率よく学力アップしたい場合にはやはり進研ゼミが良いですね。
実際に進研ゼミ中学生講座を受講した方の口コミ
コスパもとてもいいように感じました
やはり一番の決めてはCMでしょうか。かなりテレビで大々的にやっているので大手で安心と言う気持ちがあります。そほ他にはDMがしょちゅう届きます。今なら何か特別なキャンペーンだとか今入会するととてもいいとメリットが全面的に飾られているDMです。地域に密着していて成績の順位や偏差値などもはかれると歌われていました。そんな事も利用できるのかとかなり驚きました。テスト直前のかけこみ相談もとテストお助け電話もあり、生徒のみではなく保護者にも受験の徹底したサポートがあることに関心いたしました。進路相談のプロに相談できる、高校入試の進路個別相談ダイヤルも関心いたしました。そのためコスパもとてもいいように感じました。
実際に利用して感じたことは自己のペースでできないという事でした。教材をやりながら来週の北進テストのための予習の勉強。学校のテストのための勉強。受験のための勉強とやはり種類や勉強方法が変わってきます。スケジュールを優先しながら勉強していかなくてはいけないのに進研ゼミの教材となかなか上手く併用して学習することが難しかったと思います。結局赤ペン先生に添削をお願いしたのは1回だけでした。うちは他に学習塾も合わせて行っているのでわからない所は塾で聞くようにしていた様子です。そのため添削を提出するにはログインIDやパスワードを作成したりけっこうわずらわしい事が多く後回しになってしまったからです。保護者のサポートも結局は塾の先生や学校の先生に相談したりしたので煩わしく感じ、1回も利用しませんでした。たくさんの教材も付録でついてきましたがあまり必要がなくもったいないからと無理に利用したりしていました。そのためコスパもいいのかどうかよくわかりませんでした。
進研ゼミについてさらに詳しい口コミは以下の記事をご覧ください。
関連:必読!進研ゼミ中学生講座の評判と口コミをプロがまとめる!!
第2位:スタディサプリ中学生
常に新しい可能性を求め続ける企業リクルート。
その斬新な発想でホットペッパーやゼクシィなど業界の常識を打ち破るサービスを次々と世に送り出してきた同企業が教育業界に参入したのが「勉強サプリ」と言う名の黒船でした。
現在はスタディサプリと名称を変えていますが、当時のインパクトはすさまじいものがあり、通信教育サービスの業界図を大きく塗り替えただけではなく、塾や予備校を含めた民間の教育サービスを一変させたシステムだと言えます。
その内容は、いつでもどこでも好きな授業が受け放題というもので、通常5000円前後かかる通信教育、数万円かかる学習塾などと比べると驚異的なコストパフォーマンスとなっています。
しかも安かろう悪かろうではなく中身の授業もしっかりしている点がすごい所ですね。
日々サービス内容が進化している点も見逃せません。
以前は各教科書の違いなどを考慮せずに授業を行っていましたが、現在では教科書対応をしており学校の授業との進度調整もばっちりです。
ただ、カリキュラムなどは自分で作成する必要があるため、中学生には少し厳しい面もあるのかなと思い2位にしています。
スタディサプリを実際に利用した生徒の口コミ
いつでも勉強できるところは魅力的でした
2週間のお試し期間があったのと、継続した場合の料金が手頃だったためです。他に、CMで見たときに、子供が「わかりやすくて、おもしろい!」と珍しいことを言ったので、一度試してみようと考えていました。中学3年の受験が近づいた秋の追い込み時期だったこともあり、無料期間に惹かれ、利用させてもらいました。また、兄弟が中1で、英語と数学が少しずつわからなくなってきているようでしたので、一緒にやってみることで、家族に賛成してもらいました。私が受験生の頃は、進研ゼミを利用し、とにかく問題を解いて学習しましたが、子供たちは、繰り返すことをめんどくさがったので、1対1で教えてもらう方式をとったほうが向いていたように思います。
実際に利用する前に、テキストをダウンロードし、印刷かけましたが、かなり大量で、最初は、モチベーションが下がったようでした。子供自身に任せたのですが、多少手伝ってあげればよかったと反省です。スマホでの学習は、どこでも持ち歩けて、とにかく便利で、いつでも勉強できるところは魅力的でした。しかも、一コマが短く、15分程度で完結するので、集中しやすかったように思います。ですが、慣れないうちは、テキストと動画と、「今、どこだっけ?」など、順序通り進めていかないとわからなくなるようで、初めのうちは、飽きやすかったです。また、先生の授業は、早口で説明されるので、かなり集中して聞いていないと、置いていかれる感じがありました。長く聞いたり、やりたくない時に勉強させると、途端にやる気が失せてしまうので、流れを作るのに一苦労しました。英語の単語の使い方や、数学の解き方など私はわかりやすいと感じたのですが、全くわからないまま動画をみると、テキストと動画の理解の流れをうまく捉えられないようで、私が断片的に覚えたことを、ゆっくり説明するようなスタイルになってしまいました。
41歳 女性 母親
スタディサプリに関しては以下の記事をご参照ください。
関連:スタディサプリ中学生の評判・口コミをプロがまとめる!!
第3位:すららネット
参考月額:8000円~
新聞や雑誌などにも取り上げられることが多くなりましたすららネットが第3位です。
進研ゼミやスタディサプリは自主的に勉強ができる生徒向けの教材ですが、すららネットはどうやって勉強をしていいのか分からない、勉強があまり好きではない生徒向けの通信教育だと言ってもよいでしょう。
基本的にはタブレットを使った学習となるのですが、すららサポーターと呼ばれるプロがサポートしてくれるため、面倒見の良さは通信教育サービスでも随一と言って良いでしょう。
その分月額料金は高めになることと、理社に対応してない点はネックとなります。
すららネットについては以下の記事に詳しく記載しています。
関連:すららネットの評判・口コミまとめとプロ家庭教師の評価、おすすめ度とは?
第4位:Z会
参考月額:月6000円~
私も中学生の頃にZ会をやっておりました。
どの学年のZ会にも言えることですが、やはり難易度が高いですね。
公立中学校の定期テストであれば最低限5教科400点は欲しい所です。
Z会と進研ゼミの難関高校合格実績2017年度比較
高校名 | 進研ゼミ合格者数 | Z会合格者数 |
県立千葉高校 | 22人 | 15人 |
県立船橋高校 | 52人 | 38人 |
県立東葛飾高校 | 54人 | 19人 |
渋谷幕張高校 | 8人 | 15人 |
渋谷幕張高校を目指すのでなければ進研ゼミの方が合格実績は良いと言えますね。
実際にZ会を利用した生徒の口コミ
「無駄なくシンプル」な通信教育
しょうがっこう3年生からZ会のスタンダードを受講していました。
毎月のテキストは簡潔で、かつ、分かりやすく、自分のペースでコツコツと学習を進めていました。
なので、添削問題もどの月分も遅らせることなく、月末か翌月の月初にはポストに投函できていたので、「ではこのまま中学でも続けよう。」ということになりました。
我が子は中学受験せず、近所の公立中学校への進学を決めていたので、授業だけではきっと不足があると思い、学力をつけるためには補助的な教材は必要だと考えていたので、自然な流れだったと思います。
夫も私も、そして本人も、小学校時代からZ会が「無駄なくシンプル」な通信教育と知っていたので、その点も大きかったと思います。
実際に中学に進学し、Z会の通信教育を続けていると、「学校の進度と、Z会テキストの進度が合わない。」という状況になってきて、本人は辛そうでした。
が、一度、サイトを通じてZ会で相談メールを送り、その返答から「Z会は予習用にして、学校では復讐をしよう。」という風に方針を変えて、少しは気分が楽になったようです。
とはいっても、既に取り組みが遅れていたため、年度内になんとか全てのテキストと添削問題を終わらせるべく、5教科平均して1.5か月程度の遅れですが、毎日2コマずつ頑張ってます。
そういう意味でも、自分のペースを維持することができて、通信教育にしていて良かった、と思いました。
ただ、理解したつもりになっていたり、独りよがりになることもある(塾で第三者と関わりながら指導を受けるのではない)ので、テストの点が良いわけではないです。本人の詰めの甘さも感じていますが、それも一つの勉強だと思うようにしています。
全国の中での順位付けだけでなく、同じZ会の中で第一志望校についての順位付けがあるのは本人にとって良い刺激だと思います(成績は良くないけれど、その現実を早くから知るのも良いかと)。
添削問題の他に、実力テストもあるので、その点も良いと思います。
46歳・女性・母(12歳の中一男子の息子からみて)
関連:Z会高校受験コース(中学生コース)の評判と口コミをチェック!!
次点:スマイルゼミ中学生
参考月額:5980円~
一太郎を生み出したジャストシステムが運営するスマイルゼミも良い通信教育サービスですね。
通常コースは約6000円からとなっているのですが、特進などは10000円を越えてしまいます。
塾と比べるとコストは抑えめなのですが、トップ3と比べるとどうしても割高感は否めませんね。