マクドナルドやモスバーガーでハンバーガーを頼めば必ずハンバーガーは食べられますが、塾に行ったからと言って必ず成績があがるという訳ではありません。

塾に行っているのに思ったように成績が上がらない・・・

そのような悩みを抱えていらっしゃる生徒や保護者の方もいらっしゃることでしょう。

今回はかつて塾講師として活動していた立場から塾に行っても成績が上がらないのはなぜなのか?という点について記事にしたいと思います。

塾に行ったのに成績が上がらない理由

塾に通っているのに成績が伸びない原因は実はそれほど多くはありません。

私が思いつく限りでは以下の4つに大別されるかと思います。

・予習や復習をしていない(予習や復習の仕方が間違っている)

・塾及びクラスのレベルがあっていない

・やる気がない

・その他

予習や復習をしていない(予習や復習の仕方が間違っている)

教える側の認識としては授業の前に予習や復習をするのは当たり前のことなのですが、教わる側としては当たり前とは言えないようです。

私も塾で教えている時にはそのことに気づいていませんでした。

日本人は他国に比べて自宅での学習時間が短いという話もありますが、勉強は学校でのみするという認識の生徒もいるようです。

それでは成績は上がりませんね。

塾に通う際には必ず授業前の予習と授業後の復習は欠かさないようにしましょう。

その際担当講師から具体的な方法の指示があればよいのですが、前述のような認識の講師が多いためそのような指示がないのが一般的です。

個人的にはまず予習の仕方としては新しい分野のテキストを読み、予習専用ノートに問題を解いてみるということをするのがよいと思います。

プリント式の授業などでテキストを使わない場合でも最低限該当箇所を読むのが良いと思います。

もっとも、この点にはいろいろな意見があるようで、中学入試最大手塾SAPIXでは予習を推奨していないようです。

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予習を推奨していない塾でも、復習の重要性については否定意見の出ないところでしょう。

復習は基本宿題などで補うようですが、授業で間違った問題などは必ずもう1度解きなおしをしましょう。

人間はどういう訳か1度間違った問題は2度間違えます。

そのようなことがないようにしっかりと復習をしたいところですね。

塾及びクラスのレベルがあっていない

むしろこちらが主たる理由であることがほとんどですね。

集団塾は1つのクラスに様々な学力の生徒がおり、進学塾では上位3割に合わせて授業を行うのが基本です。

一昔前であれば入塾テストなどをして学力が満たない生徒は入塾させない!と強気だった塾も少子化の影響でとにかく生徒を集めようと必死になっています。

そうなりますと授業についていけないと感じる生徒も一定数でるのは構造上いたしかたのない話なのです。

このような場合は生徒も保護者も問題に気づきにくいですね。

場合によっては個別指導なども検討するようになると思いますが、個人的にはあまり個別指導はおすすめしません。

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現在では個別指導よりも面倒見がよくコストパフォーマンスに優れた通信教育サービスなどもあるのでそちらを利用する方がよいと思います。

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やる気がない

問題外と言いたいところですが、もしかしたらこの理由が1番多いかも知れません。

これは中々重症です。

日本という国が未来のない国と言えますので、一昔前でしたら将来のために勉強しなさいとも言えたのですが、現在では破綻が見えているので難しいですね。

もっとも、日本という国が沈没していっても英語などができたり何かしらの技術があれば海外で暮らしていくことも可能であるため、やはり学力は必須なのですが、無理矢理のようにやる気を出せと言っても難しいと言えます。

さて、果たして生徒にやる気がないのはそのような理由からなのでしょうか?

どうして生徒のやる気がないのか?

それは大体において「承認欲求」が満たされないことが原因です。

あるいは「成功体験がない」ことが原因でもあります。

将来の為とか言っても子供は理解できません。必要なのは遠い未来のことではなく今現在自分自身が認められるかという点です。

よくマズローの欲求段階の話が出ますが、そのような難しい話は抜きにしても子供は認めてほしい生き物なのです。

先生に認めてほしい、同級生に認めてほしい、何より保護者に認めてほしい。

結果ではなく過程を認めなければならない

私がプロの家庭教師として重要視しているのは、結果ではなく過程をしっかり見るという点です。

大人の世界は結果主義なので結果で判断されます。

なので子供にも同じように接する保護者の方をよく見る、というよりも少々辛口ですが子供の成績が伸びないと悩んでいる保護者の方のほとんどがこのように結果に対してのみ意見をするということになっています。

例えば「ちゃんと勉強したの?」という言葉などはそれが如実に表れています。

勉強したかどうかを保護者が知らない=自分を見ていない

という風に子供は受け取るのです。

そうなると子供の中には「頑張っても無駄なんだ・・・」という意識が芽生えてしまいます。

人間の心理としては無駄なことはしないという選択をとるのは当然のことなのです。

つまり、子どものやる気がない理由は、先のないこの国の状態にあるのではなく、その過程を認めない、もしくは見ないことにあると言えます。

子供が頑張った時には「なんか頑張ってるじゃない」という一言をかけるだけでも子供の勉強への頑張りは変わってくるものなのです。

モチベーションはモロに学力に直結する部分です。

哺乳動物である人類は常に親の愛を求めている生物であるということを念頭に置くとよいですね。

その他

例えば個人的な悩みがあるなどがここに含まれますね。

特に女の子は・・・

部活などで疲れてしまう、授業が退屈だなどの理由の他に、どうやって勉強していいかわからないというのもあるかも知れません。

以下は中学生向けの記事ですが、基本はそれほど変わらないためそのような悩みを持っている生徒および保護者の方の参考になれば幸いです。

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塾や予備校がファストフードと異なる点は、結果を得るために自助努力が必要な点です。

成績をあげる一番の秘訣は、「あげてもらう」というような意識を捨て、どのように成績を上げていくかという点を突き詰めることかも知れないですね。