ともすれば営業妨害にもなりかねないため特定の名詞を出すのは控えますが、個人的には個別指導塾をあまりおすすめはしていません。

個別指導塾がどのように利益を得ているのか?

民間企業はその業種によらず利益を出す必要があります。

ある意味当たり前のことなのですが、教育になるとそのことをお忘れになる方が大勢いらっしゃるような気がします。

皆さまは個別指導塾がどのように利益を出しているのかご存知でしょうか?

物凄くシンプルに言えば授業料で利益を出すわけですが、そのためには利益率を最大限に考えて複数の生徒を1人の講師が受け持つということも珍しくはありません。

珍しくはないというよりそれがスタンダードだとさえ言えますね。

それの何が問題なんだろう?という方はいらっしゃるでしょうか?

個別指導においては90分が1授業のサイクルという時間割が一般的ですが、その90分の中で1度に3人の生徒を受け持つとしましょう。

大体においてこの3人は学年も違えば教える教科も別であったりします。

実際に1人目は小学生で国語、2人目は高校生の化学、3人目は中学生の数学ということも珍しくはありません。

かなり滅茶苦茶だと思うのですが、経営の面から見るとメリットは非常に大きいのです。

これは美容室などの仕組みに似ていますね。

1人が複数人を一度に担当するのは普通です。

ちょっと良い美容サロンなどでは完全に1対1で対応してくれますが、人件費的に見ると複数の顧客を相手にすると利益率が高くなります。

仮に90分の授業料が3000円だとすると、講師1:生徒1なら3000円の売り上げになりますが、講師1:生徒3なら9000円の売り上げになります。

悲しいことですが講師の側は3人教えても1人を教えても時給1500円なのです。

そうなると経営側から見れば9000円の売り上げがあるようがよいですね。

もう少し言えば講師:生徒が1:1では中々利益が出ないと言えます。

個別指導は大体フランチャイズ

フランチャイズが必ずしも悪いと言う訳ではないのですが、個別指導塾はマクドナルドやコンビニ同様フランチャイズ店が多いのが特徴です。

どうしてフランチャイズが多いかと言うと、集客が出来ない為ですね。

勿論それだけではないですが、それが1番大きいです。

教育業界の厳しい現実として、個人塾は恐ろしい勢いで潰れています。

個人塾だけではなく代々木ゼミナールほどの規模でさえ経営に行き詰っていますからね。

少子化の影響というやつです。

話が少しそれましたが、日本人は特に保守的で失敗したくないという心理が強い国民性であるため、知名度の高いサービスや商品を選ぶ傾向にあります。

キューピーのマヨネーズとアンブレイカブルのマヨネーズが並んでいたら皆キューピーを選ぶと思います。

それはキューピーという会社を知っているからです。

ちなみにアンブレイカブルなどというブランドはありません(><)

でも多分あってもみなキューピーを選ぶことでしょう。

個別指導のフランチャイズも同じことなのです。

フランチャイズの本店が集客を事実上担当します。

具体的にはテレビcmを流したりして知名度を上げていくわけですね。あとはノウハウの提供です。不動産をどのように借りるかや銀行からの借入の方法など。

その代わりロイヤリティをもらうビジネスとなっています。

そのことが起因することもあるのですが、実は個別指導の経営者は教育に携わったことのない方がほとんどです。

所謂脱サラをして始める人が多いですね。

生徒の成績などを考える人は少数で大体が利益をどうやって最大限にするかということが第1な人が経営しているのが普通だと言えます。

営利団体は利益を出すのが第1なため。

集団塾がダメで個別指導というのはあまりおすすめしない

家庭教師をしていると元々は集団塾に通っていたけれどもついていけなくなって個別指導塾に行ったけれども成績が伸びなくて・・・という方が非常に多いです。

先ほどの利益の出し方の続きですが、個別指導側から見れば人件費は安い方がよいのでプロはまず使いません。ほとんどが学生です。その方が安くなるためです。

学生が悪いという訳でもないのですが、個別指導側は特に研修を厚くするわけでもなく正直いい加減な所が多いのが現状です。

勿論一生懸命行う所もあるため一概には言えないのですが、あまり期待しない方がよいでしょう。

学生はあくまで学業が本業だということを忘れてはいけません。

学校の授業や集団塾についていけないと言う場合、資金に余裕があればやはりプロの家庭教師に依頼するのが良いでしょう。

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今は勉強が苦手、授業についていけないという生徒にも対応した通信教育サービスも増えてきました。

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個別指導塾に行く前に、それらを試してからでも遅くはないかなと個人的には思ってしまいますね。

私は10年以上も教えるという仕事をしていますが、それでも1度に複数人を同時に指導することは出来ません。

私の能力不足と言ってしまえばそうなのですが、そのような特殊技能をお持ちの方がそんなに沢山いるとも思えないのです。