発達障害に対する認知度は昔に比べれば広がってきましたが、実際にどのように学習していけば良いかと言う点はあまり語られることはなかったように思います。

今回は発達障害を抱える生徒がどのように学習に向き合えば良いのかという点について記事にしたいと思います。

発達障害について知る

「発達障害」という言葉は非常にあいまいで、実際にはよく分からない症状のことを発達障害と呼んでいるのが実情です。

例えば有名なADHDも発達障害ならアスペルガー症候群も発達障害の範疇に含まれます。

ADHDは基本的に物事に集中できない場合が多い一方アスペルガー症候群は物事に過度に集中しすぎる傾向にあるのですが、私の知る限りでも同時に抱えることが多いのが現状です。

2つの相反する症状が同時に1人の人間の内側にあるというのは不思議なのですが、実際には1種類の発達障害ではなく複数の発達障害の特徴を持つことがほとんどです。

学習障害(LD)や知能障害とは全然違う

一般的によく勘違いされるのがこの部分です。

色々とゴチャゴチャになって認知されている部分があるのですが、LDや知能障害と発達障害は基本的に別物です。

発達障害の1類型であるアスペルガー症候群は東大に非常に多い、研究者に非常に多いとも言われていますが、私が知る限りでも成績が良い場合は非常に多いです。

成績が悪いため我が子が発達障害ではないかと思い悩む保護者の方は非常に多いのですが、成績が悪い=発達障害という訳ではありません。

発達障害かどうかはWISK検査を受けて判断するのが一般的ですので、保護者の方は都道府県もしくは市町村レベルの教育センターに相談の後受けてみるのがまず最初にやることだと言えます。

WISC検査について詳しくは以下の記事をご参照下さい。

関連:知能検査WISKとは?その概要と活用法

私は医師ではないため発達障害についてはあまり詳しく書けないため、発達障害については現役医師の方に記事を書いてもらいました。

少々内容は難しいのですが、発達障害について詳しくは以下の記事をご参照下さい。

関連:広汎性発達障害とは何か?現役医師が徹底的に解説!

出来ることと出来ないことを明確にする

プロの教育者として言えるのは「出来ることと出来ないことを明確にすること」が一番重要だということです。

発達障害を抱える生徒だけに限った話ではありませんが、出来ないことは出来ないと認める勇気が必要だと思います。

例えばあなたが今、100m走を10秒台で走れないことを責められたとしたらどうでしょう?

無茶いうなとしか思わないことでしょう。あるいはこいつは頭がおかしいのかなと。

発達障害を抱える生徒に他の生徒と同様のことを求めるのは同じことなのです。

責められた生徒はひたすらなぜ自分が出来ないのかを悩み自責の念に駆られることでしょう。

関連:子供が発達障害だと分かった際の向き合い方

専門家に相談する

もう1点重要なこととして、発達障害の問題を家族だけで抱え込まないことがあげられます。

発達障害の専門家は非常に少ないですね。

行政の対応もまだまだ整備されていないと思います。

専門医も非常に少ないため、誰に相談すれば良いのか悩む保護者の方も多いことでしょう。

基本的には地域の教育センターに相談することになりますが、そこで満足がいくサポートが受けられるかどうかというと難しい所です。

私の住んでいる千葉県では眼科的アプローチから発達障害に対応しようとしているクリニックがあり、発達障害に関する相談等を受けた時には以下のクリニックをおすすめしています。

外部リンク:かわばた眼科ホームページ

発達障害の原因が目の運動にあり、ビジョントレーニングによって改善するのではないかという理念のもとに運営がされているようです。

関連:発達障害の原因は目にある?ビジョントレーニングとそのやり方を医師が語る

民間教育サービスの選び方

発達障害と学力の関係は未だを以って明らかではありませんが、基本的に集団授業を受けるのが厳しい生徒が多いと思います。

ですので集団塾などよりも個別に対応できる家庭教師などがおすすめです。

関連:プロがおすすめする家庭教師ランキング

経験の浅い大学生講師が中心の個別指導塾などは個人的にはあまりおすすめしていませんね。

通信教育も基本的にはあまりおすすめではなかったのですが、最近では専門的知識をもった講師のサポートがある通信教育サービスも登場していますのでそちらを検討してみるのも良いでしょう。

関連:発達障害の生徒におすすめの通信教育ランキング