「関係代名詞」「関係副詞」に続いて「関係形容詞」

もはや何がなんだかわけがわからなくなりそうですね。

英文法においては名前がその内容を表していないことが多いのですが、これはトップ(ワースト)クラスに名が体を表していない表現です。そのためこの分野を苦手にしている方も多いと思われます。

今回はそんな「関係形容詞」について解説させていただきます。

関連:プロの家庭教師が教える!中学生の為の「関係代名詞」講座

関連:「関係副詞」についてプロの家庭教師が解説!これさえ読めば大丈夫!

最難関英文法「関係形容詞」の「what」「whatever」

英文法には随分と多くの文法事項が存在していますが、この関係形容詞の分野はトップクラスに理解が難しい分野だと言えますね。

まずは例文を見てみましょう。

例文①:I have spent what money I had.

訳文:私は持っていたお金の全てを使ってしまった。

「what+名詞」で「~するすべての~」という名詞節を形成します。

簡単に説明すると関係形容詞の「what」はこれだけなのですが、例文をもし並び替えろと言われたら実はかなり難しいですよね。

その要因としては「what」が形容詞の役割を果たしているという点があります。

文法の基本事項ですが、名刺を修飾できるのは形容詞のみです。

関係形容詞という呼び名は、「what」が形容詞として直後にある名詞を修飾している所から来ているのです。

形容詞としての機能と関係詞としての機能の両方を兼ね備えているので「関係形容詞」という呼び名がついているのですね。

この呼び名が非常にややこしく、この分野が理解し難いものであるのは、この例文が以下のように書き換えられる点にあります。

書き換え例文①:I have spent all the money that I had.

挙句こちらの方が遥かに意味が分かりやすいですね。

ただ、文章が長くなりますね。英語では文章は短い方が美しいとされていますので「all the ~that」をもっと短くできないかと考案されたのが関係形容詞の「what」です。

そのため「what」の後ろの文章は不完全な文章になるというややこしさのオンパレードです。

非常にややこしい分野なのですが、難関大学の入試問題においてはよく整序問題で出されます。

この分野の整序問題を出しておけば実力が分かるからですね。

そしてさらに1段階ややこしいのが以下の例文です。

例文②:I have spent what little money I had.

訳文:私はわずかながら持っていたお金を全て使ってしまった。

こちらの文章を書き換えると以下のようになります。

書き換え例文②:I have spent all the  little money that I had.

あくまで「all the ~that」の部分が「what」となります。

形的には一応whatもmoneyを修飾する形容詞の扱いとなります。

こちらの形も受験問題にはよく出てきますので注意が必要です。

どうしてこのような形になってしまったかというと、元々は「whatever」だったという説が有力です。

ただ長いので「what」でいいやとなったようですね。

言葉は年月を経る毎に変わっていきます。

我々の古文でもそうですね。

「ありがたし」という言葉は「有り難し」と書き、めったにないという意味の言葉でしたが、いつのまにか今の意味になっていました。

関係形容詞の「which」

例文①:This letter was written in English, which language he couldn’t understand.

訳文:その手紙は英語で書かれていたが、彼はその言葉を理解することが出来なかった。

ややこしさの極致ですね。

そもそも継続用法自体が難しい上に関係代名詞でも使う「which」が今度は関係形容詞になるわけです。

関係形容詞なので関係代名詞とは違い後ろの文章は完全なものとなる点にも注意が必要ですね。整序問題の時などは「which」が関係代名詞なのか関係形容詞なのかを見極める必要があるわけです。

ちなみにこちらの用法はどちらかというと「前置詞+which」という形で出てくることが多いです。

例文②:Oil prices are expected to rise,in which case economic growth will slow down.

訳文:石油価格の上昇が期待されますが、その場合には経済成長が鈍化することでしょう。

この場合「in which case」で1つの接続詞であると考えた方がすんなりと行きます。

文法的に説明しようとするとどこかにひずみが出てしまうので、これはこういうものだという風に納得するのが良いと思います。

余談ですが、女性の方が英語は得意な傾向にあります。それは女性の方が感覚が優れていて、理屈臭くないからかも知れませんね。