高校生の英文法というのは中学生の延長戦であることが多く、実はあまり新しい分野というのはありません。

「関係副詞」は数少ない新しい分野と言えますが、中学生の時に習った「関係代名詞」についてしっかり理解できていればそれほど難しい分野ではありません。

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関係副詞の基本

関係副詞も関係代名詞同様2つの文章をつなげる役割を果たす接続詞の仲間です。

文章①:This is the town.

文章②:I lived in the town.

上の文章では「the town」という部分が共通しています。こういう場合1つの文章にすると重複するため使うのは1回にしたいですね。

また、文章同士をくっつける際には動詞が2つになりますので接続詞が必要になります。

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その際に使う接続詞の1つが今回扱う「関係副詞」なのです。

関係副詞を使って①と②の文章を1つにすると以下のようになります。

This is the town where I live.

関係副詞の多くは関係代名詞に置き換えられる

上記①と②の文章を関係代名詞を使って1つにすると以下の二つの文章が出来上がります。

文章1:This is the town which I live in.

文章2:This is the town in which I live.

このように関係副詞を使った文章は大体関係代名詞を使った文章に書き換えが可能となっています。

 

関係副詞の後ろは完全な文章が来る

正誤問題や整序問題などを解く際にはこの考え方が重要になります。

関係副詞を使った文章の後ろは所謂完全な文章が来ます。

完全な文章というのは自動詞で終わっているか目的語で終わっている文章、すなわち普通の文章のことを指します。

一方関係代名詞を使った文章では他動詞もしくは前置詞などで文章が終わっていることがほとんどです。

上記文章1のような形ですね。

ややこしいのは文章2のような形です。

文末に来るはずのinが関係代名詞の前に来ているため、関係代名詞節そのものは完全な文章となります。

そういった部分まで見て問題を解く必要があるのが日本の英文法なのですね。

関係副詞の「Where」

例文:The restaurant where I ate dinner yesterday was nice.

訳文:機能私が夕食を食べたレストランは非常に良かった。

先行詞が「場所」を表している場合に使うのが関係副詞の「where」です。

関係副詞節全体が先行詞を修飾する形となります。

先行詞の省略

先行詞が「the place」の場合省略されることが多々あります。

例文:This is where I went last year.

訳:ここが去年訪れた場所です。

「This is the place where I went last year.」というのが正式な文章ですが、「the palce」は省略される場合がほとんどです。

省略するなよ!と思われるかも知れませんが、日本語に比べると英語は省略の少ない言語だと言えます。

古文なんか省略のオンパレードですね。

関係副詞の「when」

例文:Monday is the day when I usually play piano.

訳文:月曜日はよくピアノを弾く日です。

先行詞が「」を表す場合は関係副詞の「when」を使います。

基本的な用法は「where」の時と同じで、関係代名詞に書き換えが可能です。

「場所」を表す場合「in,at」を使うことが多いですが、「時」を表す場合は「on,at」を利用することが多いですね。

関係副詞の「why」

例文①:The reason why she is angry with me is obvious.

訳:彼女が私に対して怒っている理由は明確だ。

先行詞が「理由」の場合に使うのが関係副詞の「why」です。

事実上先行詞が「The reason」ぐらいなので省略されることが非常に多いです。

例文②:That is why I don’t like her.

訳文:そういう訳で私は彼女のことが好きではない。

正式な文章は「That is the reason why I don’t like her.」ですが、「The reason」が省略されています。

直訳すると「これが彼女を私が好きでない理由だ」となるのですが、「That is why」は「そういう訳で」という風に訳します。

日本の英語教育は形式的なものが好きなのです。

関係副詞の「how」

例文①:This is how she left her house.

訳文:このようにして彼女は家を出て行った。

例文②:This is the way she left her house.

訳文:このようにして彼女は家を出て行った。

 

先行詞が「方法」の場合には関係副詞の「how」が使われます。

関係副詞の先行詞は「the way」なのですが、howとthe wayが同時に使われることはありません。

それがなぜかも分かりませんが、同時に使われることはないようです。

必ずと言って良いほどどちらかが省略されます。

日本の入試問題はどうでもいいことにものすごくこだわるので入試問題を解くための英文法になりがちなのですが、この辺りは仕方がありません。開き直って点数を取ることに集中しましょう。

英語を学ぶ機会などは大人になってからいくらでもあります。それはもう嫌というほど・・・