一般動詞を作る際に使う「do」は助動詞としての意味を持ちませんが、今回解説させていただく助動詞にはそれぞれ意味があります。

可能の助動詞「can」

例文①:I can play the piano.

訳文:私はピアノを弾くことが出来ます。

助動詞の「can」を付けることによって「~できる」という文章を作ることが出来ます。

「can」は助動詞ですので動詞は原形となります。1人称や2人称の文章では問題ないですが、3人称が主語である際には気を付けましょう。

例文②:Tom can swim in this river.

訳文:トムはこの川で泳ぐことが出来る。

「can」の否定文

例文:He can not play the piano.

訳文:彼はピアノが弾けない。

「~できない」という意味の文章を付ける場合助動詞の「can」の後ろに「not」を付けます。

この際、「can not」は「can’t」という風に省略をすることが出来ます。

上の例文は「He can’t play the piano」というようにも書ける訳ですね。

 

「can」の疑問文

例文①:Can I use this pen?

訳文:このペン使ってもよいですか?

答え方:Yes,you can./No,you can’t

例文②:Can you help me?

訳文:手伝ってもらえますか?

答え方:Yes,I can./No,I can’t

canを使った疑問文は基本的に「~できますか?」と訳せば問題ないのですが、訳す時は少し意訳されることが多いです。

例文①をそのまま訳すと「このペンを使うことができますか?」となるのですが、これは一般的に「このペンを使ってもよいですか?」と訳す方が自然です。

「Can I~」の形を使うと「~してもよいですか?」という訳になります。

一方例文②もそのまま訳すと「あなたは私を助けることができますか?」という直訳になりますが、こんな風に頼まれたらなんか怖いですよね。

なので訳す時は「手伝ってもらえますか?」となります。

日本語は主語のない言語だと言われることもありますが、どちらも訳すと主語が消えていますね。

今回ご紹介させていただく4つの助動詞は全て同じ決まりで疑問文・否定文を作ることができます。

「must」を使った文章

例文:You must study hard.

訳文:君は一生懸命勉強すべきだ。

助動詞「must」を使うことで「~すべき」という文章が作れます。

「must」と「have to」の違い

例文①:You have to study hard.

訳文:君は一生懸命勉強すべきだ。

「must」とほぼ同じ表現に「have to」という表現があります。

肯定文で使う際にはほとんど違いはありませんが、否定文にする際に大きな違いが出ます。

例文②:You mustn’t speak English.

訳文:あなたは英語を話してはいけません。

例文③:You don’t have to speak English.

訳文:あなたは英語を話す必要はありません。

mustの否定形は「mustn’t」(読み方はマスント)となり、「~してはいけない」という禁止表現になるのに対してhave toの否定形は「don’t have to」となり「~する必要はない」という意味になります。

否定文になると大きく意味が違いますね。

「may」を使った文章

例文①:May I help you?

訳文:いらっしゃいませ(お助けしてもよいですか?)

「may」は基本的には「~してもよい」という許可の意味を表す助動詞となります。

例文②:You may go home.

訳文:あなたは家に帰ってもよいですよ。

「shall」を使った文章

例文①:Shall we dance?

訳文:ダンスしませんか?

例文②:Shall I open the door?

訳文:ドアを開けましょうか?

「Shall we~」で「~しませんか」という意味の勧誘、「Shall I~」で「~しましょうか?」と言う意味の申し出を表します。

中学生の分野では基本的に疑問文で使われますが、単体で使われると「~すべき」という意味になります。

例文③:I shall be back!

訳文:私は戻ってくるべきだ!

 

助動詞の過去形

以下の助動詞には過去形が存在しています。

 

will→would

may→might

shall→should

 

この点はものすごく解説が難しいので説明は割愛しますが、助動詞の過去形だからと言って過去を表しているとは限らない点には注意が必要です。

助動詞の過去形は熟語や高校生で習う仮定法などで必要となるため今のうちは形だけを覚えておくのが良いでしょう。