現在完了形は我々日本人には理解しがたい概念です。

基本的には過去から現在までの時制を表すのですが、日本人はこの辺りを過去形で訳すのに対し英語では現在形であるという認識があります。

ですのであくまで「現在」完了形なのですが、「過去」分詞形を使うため非常にややこしいですね。

現在完了の基本形はhave+過去分詞 時制はあくまで現在

まず覚えていただきたいのは現在完了形の時制はあくまで「現在」であるという点です。

この点を間違ってしまうと後々大変なことになります。

英文法には「過去完了形」という分野も存在しており、そちらは高校生で習う分野となっています。

この辺りがややこしくなってしまうのはやはり現在完了形において「過去分詞形」を使うことと訳す時に「~た」というように過去形になってしまうからですね。

現在完了形はいわば過去から現在までの間の時制を指す単元で、基本はhave+過去分詞となっており、以下の4つの用法に分かれます。

 

現在完了形の完了用法

例文:I have just finished my homework.

訳文:私は丁度宿題をし終えたところだ。

現在完了形の中でも最も基本的な用法が完了用法と言えます。

何かの動作を丁度し終えた瞬間を指して使います。

過去形との違いはあくまで「現在の時点での話をしている」という点ですね。

「I finished my homework.」という文章は過去に起きている文章となり、時制が違うので注意が必要です。

冒頭でも述べたように、我々にはこのあたりの感覚がつかみづらいですね。

過去形は文字通り過去、現在完了形は完了したその時点での話になります。

日本語では完了は過去の概念で使用するためこのあたりの違いには気を付けたいところです。

 

現在完了形の経験用法

例文:He has been to Chiba.

訳文:彼は千葉に行ったことがある。

純粋に経験したことがあるという事実を表すのが現在完了形です。

このような用法を経験用法と言います。

否定文にする際は「never(決して~ない)」を使うことがよくあります。

例文:Tom has never been to Chiba.

訳文:トムは一度も千葉に行ったことがない。

ちなみにですが「been to」と「gone to」の違いは、前者は行って帰ってきた状態で、後者は行ったまま帰ってこない状態を指します。

現在完了形の結果用法

例文:I have lost my bag.

訳文:私はバッグを無くしてしまっている。

過去にバッグを無くしてしまい、今のその結果が続いている状態を指して結果用法と言います。

ある意味では次に解説させていただく継続用法と同じです。

 

現在完了形の継続用法

例文:I have lived in Chiba for ten years.

訳文:私は10年間千葉に住み続けています。

過去から現在まで継続している状態を指して継続用法と呼びます。

期間を表す「for(~の間)」や「since(~以来)」を伴うことが多いですね。

 

現在完了形と一緒によく使われる副詞

現在完了と一緒に使われることの多い副詞を紹介させていただきたいと思います。

副詞はhaveの次におかれるか文末に置かれることが多いです。

単語 意味
already 既に~
just 丁度~
ever 今までに~
never 決して~ない
yet まだ

 

現在完了形の否定文

例文:I haven’t finish my homework yet.

訳文:私はまだ宿題を終えていない。

現在完了形の否定文はhaveのあとにnotをつけるだけ(haven’tと略すことも可能)で完成します。

この際過去分詞形が原形に戻ったりはしません。

notだけではなく「never」を使う場合も多いですね。

例文:I’ve never felt that!

訳:私は決してそのように感じたことはない。

現在完了形の否定文はある種特殊な形と言えます。

通常疑問文は助動詞の否定形(can’tやdon’tなど)を使うことがほとんどです。

それゆえに動詞は原形に戻るのですが現在完了形は動詞であるhaveにそのまま否定の副詞である「not」が付きます。

これはかなり特殊な形で同様に動詞に直接否定の副詞がつくのはbe動詞のみです。

 

現在完了形の疑問文

例文:Have you been to America?

訳文:あなたはアメリカに行ったことがありますか?

答え方:Yes,I have./No,I haven’t.

現在完了形で疑問文を作る際にはHaveを文頭にもってきて末尾に?を持って来ます。

順番的にはHave,主語,過去分詞形の順番になります。

現在完了形の分野をしっかり理解しテストなどで点数を取りたい場合は過去分詞形についてしっかりと書ける必要があります。

現在完了形がよくわからないという生徒に過去分詞形のテストをさせてみるとそもそも過去分詞形が書けないという場合が多いです。

まだ全部書けないという方はしっかり練習をしてみましょう。今より何点も点数があがるはずです。

過去分詞形を覚えよう

以下にあるような過去分詞形は全てかけるようにしておきましょう。

 

A-A-A型の動詞

意味 原形 過去形 過去分詞
切る cut cut cut
打つ hit hit hit
傷つける hurt hurt hurt
置く put put put
読む read read read
据える set set set

 

A-B-A型の動詞

意味 原形 過去形 過去分詞
来る come came come
走る run ran run
~になる become became become

 

A-B-C型

意 味 原 形 過 去 形 過去分詞形
持ってくる bring brought brought
建てる build built built
買う buy bought bought
つかまえる catch caught caught
感じる feel felt felt
見つける find found found
持っている have has had had
聞こえる hear heard heard
しっかり持つ hold held held
~にしておく keep kept kept
去る 残す 出発する leave left left
失う 負ける lose lost lost
作る make made made
意味する mean meant meant
会う 出会う meet met met
読む read read read
言う say said said
送る send sent sent
座る sit sat sat
眠る sleep slept slept
立つ stand stood stood
教える teach taught taught
言う 話す tell told told
思う 考える think thought thought
理解する understand understood understood
勝つ win won won

A-B-C型の動詞

意味 原形 過去形 過去分詞形
be/am, is, are was, were been
する do, does did done
飛ぶ fly flew flown
行く go went gone
飛び込む dive dived/ dove dived
落ちる fall fell fallen
手に取る take took taken
描く draw drew drawn
線を引く withdraw withdrew withdrawn
食べる eat ate eaten
見る see saw seen
与える give gave given
許す forgive forgave forgiven
運転する drive drove driven
乗る ride rode ridden
上がる rise rose risen
書く write wrote written
禁じる forbid forbade forbidden
吹き飛ばす blow blew blown
育てる grow grew grown
知っている know knew known
投げる throw threw thrown
見せる show showed shown/ showed
起きる wake woke/ waked woken/ waked
壊す break broke broken
忘れる forget forgot forgotten
話す speak spoke spoken
盗む steal stole stolen
噛みつく bite bit bitten
隠す hide hid hidden
選ぶ choose chose chosen
横たわる lie lay lain
着る wear wore worn
始める begin began begun
飲む drink drank drunk
鳴る ring rang rung
歌う sing sang sung
泳ぐ swim swam swum

 

ちょっと数が多いですが、これだけ覚えればかなりの力になっているはずです。

過去分詞形に関しては法則性があり、ある時一気に覚えられるようになっていますので挫けずに頑張りましょう!