「受動態」は中学校で習う英文法の中でも特に理解しやすい分野ですが、日本語の感覚とは少々異なりますので先を見据えた場合には注意が必要な分野でもあります。

be動詞+動詞の過去分詞形で受動態は完成する

① Ken is loved by everyone.

訳:ケンは皆から愛されている。

② English is spoken in USA.

訳:英語はアメリカで話されている。(アメリカでは皆英語を話す)。

受動態の文章は「be動詞+動詞の過去分詞形」という形で完成します。

訳す時は「主語は~されている」という文章になります。

この際、主語が人物などの場合違和感はないのですが、主語が人などの生物出ない場合は少し違和感が出てきますね。

例文ぐらいならよいですが、

・This chiar was made by my father.

を「この椅子は父によって作られた」という訳文には違和感がありますね。「父がこの椅子を作った」という文章が自然です。

生物以外が主語になることを無生物主語というのですが、日本語では無生物が主語になることはそこまで多くありません。

「このペンは私によって持たれている」などという言い方はしませんよね。

英語ではこのような無生物主語の文章はよくあるので注意が必要です。

 

「~によって」「~で」を表す前置詞

上の例文①で言うと「by everyone」で「みんなによって」と表すことができます。

受動態の文章は普段使っている文章と表裏一体となっていて、①の文章も

「Everyone love ken.」

と書き換え可能です。

kenを主語にした場合は~されているという受動態にする必要がある訳ですね。その際使うのが前置詞の「by」になります。

中学生の場合人の前にはbyがつくんだなというぐらいの認識で大丈夫です。

例文②にあるように範囲を表す場合は「in」を使いますし、範囲が1点を表す場合は「at」を使います。

総じて必要がなければ前置詞を使わない場合もあります。

That window was broken.

訳:あの窓は壊れていた。

This book is sold at the shop.

訳:この本はあの店で売られている。

 

過去分詞形はしっかり書けるようにしておこう!

受動態の範囲をマスターするためには過去分詞形をしっかり書けるようにしておく必要があります。

基本的に点数のとりやすい分野ですのでこの辺りで失点しないようにしておきたいですね。

ポイントは過去形と形が違う単語をしっかりと覚えるようにすることです。

動詞は規則動詞と不規則動詞に分かれ、不規則動詞も原形から過去分詞形までそっくり同じA-A-A型、原形と過去分詞形は同じであるA-B-A,過去形と過去分詞形が同じ形のA-B-B、原形過去形過去分詞形が全て違うA-B-C型の4つに型に分かれます。

これらの違いをしっかり覚えることがこの分野を会得できるかの分岐点になります。

 

A-A-A型の動詞

意味 原形 過去形 過去分詞
切る cut cut cut
打つ hit hit hit
傷つける hurt hurt hurt
置く put put put
読む read read read
据える set set set

 

A-B-A型の動詞

意味 原形 過去形 過去分詞
来る come came come
走る run ran run
~になる become became become

 

A-B-C型

意 味 原 形 過 去 形 過去分詞形
持ってくる bring brought brought
建てる build built built
買う buy bought bought
つかまえる catch caught caught
感じる feel felt felt
見つける find found found
持っている have has had had
聞こえる hear heard heard
しっかり持つ hold held held
~にしておく keep kept kept
去る 残す 出発する leave left left
失う 負ける lose lost lost
作る make made made
意味する mean meant meant
会う 出会う meet met met
読む read read read
言う say said said
送る send sent sent
座る sit sat sat
眠る sleep slept slept
立つ stand stood stood
教える teach taught taught
言う 話す tell told told
思う 考える think thought thought
理解する understand understood understood
勝つ win won won

A-B-C型の動詞

意味 原形 過去形 過去分詞形
be/am, is, are was, were been
する do, does did done
飛ぶ fly flew flown
行く go went gone
飛び込む dive dived/ dove dived
落ちる fall fell fallen
手に取る take took taken
描く draw drew drawn
線を引く withdraw withdrew withdrawn
食べる eat ate eaten
見る see saw seen
与える give gave given
許す forgive forgave forgiven
運転する drive drove driven
乗る ride rode ridden
上がる rise rose risen
書く write wrote written
禁じる forbid forbade forbidden
吹き飛ばす blow blew blown
育てる grow grew grown
知っている know knew known
投げる throw threw thrown
見せる show showed shown/ showed
起きる wake woke/ waked woken/ waked
壊す break broke broken
忘れる forget forgot forgotten
話す speak spoke spoken
盗む steal stole stolen
噛みつく bite bit bitten
隠す hide hid hidden
選ぶ choose chose chosen
横たわる lie lay lain
着る wear wore worn
始める begin began begun
飲む drink drank drunk
鳴る ring rang rung
歌う sing sang sung
泳ぐ swim swam swum

 

ちょっと数が多いですが、これだけ覚えればかなりの力になっているはずです。

過去分詞形に関しては法則性があり、ある時一気に覚えられるようになっていますので挫けずに頑張りましょう!