分かるようでわからないのが「動名詞」という分野です。

なんとなく動詞にingを付ければいいんでしょ?という知識はあるものの、例えば中学校1年生で習う進行形や中学校3年生で習う現在分詞とは何が違うのかと聞かれると中々答えられない方も多いのではないでしょうか。

今回はそんな「動名詞」について解説させていただきたいと思います。

動詞を名詞化したものが「動名詞」形容詞化したものが「現在分詞」

日本語でも、

・私は走る

・私は走ることが苦手だ

というように動詞を名詞化して使うことがあります。

「走る」というのは動詞ですが「走ること」になると名詞になりますね。

同じことが英語でもできます。

例文:I run.

訳:私は走る

例文:I am not good at running.

訳:私は走ることが苦手だ。

英語において動詞を名詞化するには末尾に「ing」を付ければ良いだけです。

但し、動詞によっては以下のようなルールがあります。

① 子音字 + eで終わる語はeをとってingをつける

例:have→having

② 短母音+子音字で終わる語は子音を重ねてingをつける。

例:run→running

③ ieで終わる語はieをyに変えてingをつける。

例:lie→lying

この辺りのルールは当然進行形や分詞と同様です。

それでは進行形や分詞と動名詞では何が違うのかというと、動名詞は文字通り動詞が名詞になったものですが、進行形や分詞は動詞を形容詞化させたものです。

英語における形容詞には

① 補語になる役割

② 名詞を修飾する役割

の2つがあり、前者は1年生と時に習う進行形、後者は3年生の時に習う分詞となります。

「補語」という意味が分からない方は以下の記事で解説していますのでそちらをお読みください。

関連:今更聞けない?英語におけるSVOC5文型についてプロの家庭教師が解説

 

主語(S)になる動名詞

例文:Swimming in the river is very dangerous.

訳文:川で泳ぐことはとても危険だ。

文頭に動名詞を持ってきて主語にする用法です。

泳ぐ→泳ぐこと swim→swimmingというように変化させて使います。

 

目的語(O)になる動名詞

例文:I finished reading this book.

訳文:私はこの本を読み終えた。

動詞(動作)の目的語(対象)になる用法です。

動詞のすぐ後に来るのですぐに見分けが付きますね。

動詞以外では前置詞のあとにも来ます。

例文:I am good at playing tennis.

訳文:私はテニスをすることが得意だ。

動名詞と不定詞(名詞的用法)の違い

動詞を名詞化させる形は動名詞だけではなく不定詞の名詞的用法も該当します。

この2つは「すでにした動作(過去的意味合い)」か「これからする動作(未来的な意味合い)」かどうかで変わってきます。

① I want to listen to music.

② I enjoyed listening to music.

①の文章はこれから~したい、②は既にした動作を表しています。

これらはあくまで意味合い的要素が強いため絶対的なルールという訳ではありませんが、1つの目安になります。

目的語に不定詞をとる動詞

want,begin,hope,planなど

動名詞を目的語にとる動詞

enjoy,finish,stopなど