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中学校3年生の主な英語の学習範囲は以下のようになっています。

・受け身

・現在完了形

・分詞

・関係代名詞

過去分詞と現在分詞は形容詞の仲間である

「分詞」が苦手な中学生は多いと思います。

「分詞」は動詞の変化形で、動詞を形容詞として使いたい時に使うのですが、やはり名前がよくないですね。

特に「過去分詞」

中学校3年生前半の学習範囲の主役で、受け身も現在完了もこの「過去分詞」を使うのですが、このネーミングがそもそもの混乱の始まりですね。

受け身は「be動詞」+「過去分詞」

現在完了は「have」+「過去分詞」

が基本となりますが、さらに動詞の変化形として習う上に過去形と形が似ている(半分以上が共通)であるために時制やら品詞やらがごちゃごちゃになってしまうので注意が必要ですね。

2年生の分野をしっかり習得していないと3年生の英語は難しい

分詞がよく分からない原因は

 

① そもそも「過去形」をしっかり覚えていない

② 形容詞の働きが分かっていない

 

という2点が大きな原因です。

つまり1年生の分野と2年生の分野の理解がしっかりしていないことが原因となります。

私は英語はピラミッド型の学習が必要だということをよく言うのですが、基礎的な部分をしっかり理解していないと習得が難しい学習分野となっており、1年生2年生の学習状況が3年生になると顕著に出てきます。

私は職業柄中学校3年生の担当になることも多かったのですが、最初にまず動詞の「意味」「現在形」「過去形」「過去分詞形」のテストを行います。

例えば「行く」という意味の英語動詞のそれぞれの形が書けるかどうかをテストすると言った感じですね。

大体20単語ぐらいテストするのですが、大体滅茶苦茶です。

そもそも「過去形」と「過去分詞形」の違いが分かっている生徒にはほとんど会ったことがなく、説明できる生徒には遭遇した記憶がありません。

それでも「なんとなく」で点数がとれてしまうのですが、それだと高校生になった時に苦労してしまいますね。

形容詞の役割は名詞を修飾するか補語になるか

「sleeping cat」で「寝ている猫」という意味になります。

「That cat is sleeping」で「あの猫は寝ている」という意味になります。

どちらも「現在分詞」を使った文章ですが、前者は「cat」という名詞を「sleeping」という形容詞化した動詞、すなわち分詞が修飾しています。こちらは3年生の分野。

対して後者は「補語」として使われています。こちらは1年生の「現在進行形」の分野ですね。

「broken vase」で「壊れた花瓶(壊された花瓶)」

「vase is broken」で「花瓶が壊れている(花瓶は壊された)」

という意味になります。

花瓶が勝手に壊れることはないので壊された花瓶なのですが、日本語では壊れた花瓶となります。

こちらも「broken」という動詞が形容詞化した過去分詞が前者では名詞を修飾、後者では補語として使われています。共に3年生の分野ですね。

「分詞が分からない」という場合は形容詞の役割について意識すればおのずと理解に近づいてきます。

もちろん、不規則動詞の変化形などはしっかり覚えている前提ですが。

関係代名詞は接続詞の仲間

「日本人が英作文を作るときは関係代名詞を多用しすぎる」と外国人がよく言うぐらい日本人は関係代名詞が好きです。

ただ、最初はとっつきにくいですね。

関係代名詞は基本的に2つの文章を1つにする際に使います。

同じ用途の品詞に「接続詞」がありますね。

 

I liked pen.

I was 18.

 

この2つの文章を接続詞を使って1つにすると

I liked pen when I was 18.

となります。しょうもない文章ですが。

関係代名詞を使う際も基本的には似ているのですが、2つの文章に「共通する単語」が含まれる場合に使います。

 

I know the man.

He is famous base ballplayer.

 

この2つの文章を1つにすると

I know the man who is famous base ballplayer.

となります。

この文章では「the man」=「He」の関係にあるため「He」の部分を関係代名詞である「who」に代えて1つの文章にした訳ですね。

「He」は人でかつ主格(文の主語になる)になるので「who」になるわけですね。

*現在では目的語であっても「who」,物であれば「which」を利用します。

先ほどの文章では「who」以降は先行詞である「the man」を修飾する「形容詞」的役割を持ちます。

ですので訳す時は「私は有名な野球選手であるあの男を知っている」となります。

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理想的には夏までに全ての単元を学んで以降受験に集中したい

中学校2年生の範囲に比べると3年生の単元は少ないと言ってよいでしょう。

難易度も2年生の範囲が一番高いと思っています。

中学校3年生は、私立の中高一貫校以外の生徒は何らかの形で受験をすると思います。

可能であれば夏休みまでに一通りの学習は終えて秋以降は受験対策として過去問などの実践問題を解くのが良いでしょう。

カリキュラムもあり難しい面もありますが、現在ではスタディサプリなどの前倒し勉強が可能なサービスも出てきています。

1,2年生の分野の復習も兼ねて、3年生前半は出来る限り英語の学習に力を入れるのが良いでしょう。