学生の数は年々減っていますが、通信制高校の数は年々増えています。

平成4年の段階では100に満たなかった通信制高校の数はいまや200を超えるようになり、現在高校生の20人に1人は通信制高校の学生となっています。

これだけ数が多いとどの通信制高校にすればいいのかという点に悩みを抱える方も多いと思います。

今回はプロの家庭教師として活動している管理人が通信制高校比較のポイントを書きたいと思います。

先に結論だけ書きますと、最終的に本人に合うかどうかですので、資料請求をしたのち文化祭などのイベントに参加をしてみて雰囲気に合った所を選ぶのが一番良い方法です。

その際には一括の資料請求サービスを利用すると便利ですね。

通信制高校の選び方

前述したように通信制高校の数は爆発的に増えています。

それはサービス向上の面からすれば好ましい点はあるものの、選択肢が多すぎてどれを選べばいいのかと言う所謂「不自由の自由」という問題に行きつきます。

通信制高校の選び方は、基本的には資料一括サービスを利用して複数の学校における資料を請求し、比較検討後説明会や学園祭などに参加することで実際に自分に合うかどうかを重視しながらするのが良いでしょう。

では一体どのような点に注意して比較すれば良いのかという話ですね?

個人的には以下の点に注意しながら通信制高校の比較検討を行うのが良いと思います。

・授業料

・キャンパス数

・卒業率

・雰囲気

授業料

実際資料を請求し、見比べてみるとわかるのですが、学校によって大きく授業料は異なります。

通信制高校及びサポート校においては安かろう悪かろうはあてはまりますが、高かろう良かろうというものでもないため注意が必要です。

基本的に授業料は単位あたりいくらで決まることが多く、大体1単位7000~10000円の間となっています。

これを大幅に上回るようであれば注意が必要でしょう。

キャンパス数

実際に通学する場合と在宅型のコースがありますが、通学型の場合は通いやすい地域にあるかどうかも通信制高校選びにおいてポイントとなりますね。

現在はインターネットが発達しており、所謂e-ラーニングが発達しているため以前ほど重要ではありませんが、比較のポイントとしては大きな点です。

卒業率

本当は一番重要視したい点です。

「本当は」というのは、卒業率は自己申告制なのでそれがあてになるかどうかはよく分からないという点ですね。

厳しいことですが、折角入学しても途中で辞めてしまう学生さんも多いです。

できるだけ卒業率の高い学校を選びたいものです。

雰囲気

最終的にはここになります。最終的に通う人間が雰囲気あわないなと思ったら周りがなにを言おうが辞めた方がよいですし、逆もしかりです。

雰囲気によって合う合わないがありますので、この点は非常に重要です。

とはいえ200を超える通信制高校を比較検討することは不可能ですので、以下のサービスを利用してある程度絞り込むのがよいでしょう。

通信制高校とサポート校の違い

資料請求をしたり各学校についてしらべていたりすると通信制高校とサポート校という言葉をみかけると思います。

この2つは似ているようで全然別物で、通信制高校というのは文字通りの高校となり、卒業をすれば高校卒業の資格を得られます。

一方サポート校というのは塾や予備校のようなもので、通信制高校全般についてのサポートを行う学校となります。

具体例をあげますと、中央高等学院はサポート校にあたりますが、中央国際高等学校は通信制高校になります。

私立の通信制高校はサポート校も併設していることが多く、卒業までのサポートをしっかりと行ってくれます。

通常通信制高校だけですと卒業率は20%から40%ほどであると言われており、支援がなければ卒業が難しいという現状があります。

多少費用はかかってしまいますが、サポート校の併設されている通信制高校を選ぶのが良いでしょう。

途中で編入した場合「単位」はどうなるの?

これはどの通信制高校にも共通することですが、以前の学校で取得した単位は全て有効です。

例えば40単位取得して通信制高校に編入した場合は残り34単位を取得すれば卒業することができます。

主な通信制高校紹介

通信制高校は今や200を超えますが、どのような通信制高校があるのかを簡単にご説明させていただきたいと思います。

第一学院高等学校

 

株式会社ウィザスが運営する株式会社立通信制高校です。

サッカー日本代表の香川真司選手の母校としても有名ですね。

同高の特徴は選べるコースが豊富である点と北は北海道南は九州まで対応しているその幅広さだと言えます。

第一学院高等学校の選べるコース

・標準コース

・特別進学コース

・総合コース(デジタルクリエイティブ、社会人基礎力養成など)

・特化コース(プログラミング、デジタルイラストなど)

・本校通学コース

・専門コース(芸能コース、スポーツコース、美容コース、ペットコース)

・個別指導コース

・高認(旧大検)コース

第一学院高等学校基礎データ

設立年月日:2005年4月1日

修業年数:3年以上

キャンパス数(校舎数):52

生徒が入学できる都道府県:47都道府県

卒業認定単位数:74単位

授業料:入学金 ※1 10,000円
本校授業料 250,000円(10,000円×25単位)
本校指導関連費 ※2 30,000円
特別指導料 ※3 75,000円
キャンパス指導関連費 ※4 -
ライブキット代 ※5 21,000円
総額 386,000円/年
※入学時期等や選択コースによって異なります。

生徒数:約7000名前後

卒業率:不明

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NHK学園高等学校

ご存知日本放送協会が運営する通信制高校です。

授業はNHKのラジオもしくはテレビを視聴することで受講でき、インターネットを通じても受講できるようになっています。

コース名 特色
ネット学習コース 月1~2日登校 レポートインターネット提出
ネット学習Doitコース 月5~10日登校 レポートインターネット提出
ネット学習海外コース 年4日集中登校 レポートインターネット提出
登校コース 登校週3日 レポート郵送提出
ベーシックコース 登校月1~2日 レポート郵送提出

 

NHK学園高等学校基礎データ

設立年月日:1962年10月

修業年数:3年以上

キャンパス数(校舎数):32

生徒が入学できる都道府県:47都道府県

卒業認定単位数:74単位

学費

入学金:35000円

授業料1単位あたり:10000円

生徒数:約3000名前後

卒業生の進路先(2016年)

卒業生:1135

4年制大学:404人

通信制大学・通信制短大:90名

短期大学:22名

専門学校・その他:207名

 

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KTC中央高等学院


屋久島あおぞら高等学校のサポート校にあたり、年1回の屋久島へのスクーリングを行います。

通常コース

ウィークデイコース:週5日登校

ツーデイコース:週2日登校

ワンデーコース:週1日登校

スペシャルコース

特別進学コース:難関大学を目指すコース

個別指導コース:文字通り個々に合わせたコースとなります

マンガイラストサポートコース:日本漫画塾と連動しているプロを目指すコースです

KTC中央高等学院基礎情報

設立年月日:2002年

修業年数:3年以上

キャンパス数(校舎数):3

生徒が入学できる都道府県:47都道府県

卒業認定単位数:74単位

生徒数:約6000名前後

卒業率:不明

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鹿島学園高等学校通信制課程

学校法人鹿島学園が運営する通信制高校です。

こちらもニーズに合わせた豊富なコースと全国対応である点に特徴があります。

鹿島学園高等学校通信制課程学習スタイル

・週2~5日制

・週1日制

・自宅学習制

・個人指導制

・家庭教師制

・ネット指導制

・全寮制

鹿島学園高等学校通信制課程コース

・大学進学コース

・アニメ、漫画コース

・ネイルコース

・スポーツコース

・保育福祉コース

鹿島学園高等学校通信制課程基礎情報

設立年月日:2006年

修業年数:3年以上

キャンパス数(校舎数):236

生徒が入学できる都道府県:47都道府県

卒業認定単位数:74単位

生徒数:約8000名前後

卒業率:不明

 

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中央高等学院

こちらはサポート校ですね。

・通信制高校サポートコース

・高卒認定試験コース

・社会人コース

・大学入試コース

・ライフサポートコース

・介護福祉就職コース

中央高等学院基礎情報(中央国際高等学校)

設立年月日:1978年

修業年数:3年以上

キャンパス数(校舎数):6

生徒が入学できる都道府県:47都道府県

卒業認定単位数:74単位

生徒数:約2000名前後

卒業率:不明

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ヒューマンキャンパス高等学校

学校法人佐藤学園が運営する広域通信制高校です。

40以上の学べる分野、100以上の目指せる職種が魅力の学校となっています。

・一般通信コース(自宅学習中心)

・通学コース(週1~週5で通学)

・専門コース

・専門チャレンジコース

ヒューマンキャンパス高等学校基礎情報

設立年月日:2014年

修業年数:3年以上

キャンパス数(校舎数):40

生徒が入学できる都道府県:47都道府県

卒業認定単位数:74単位

生徒数:約800名前後

卒業率:不明

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N高等学校

学校法人カドカワ学園が運営する通信制私立高校です。

設立が2016年と比較的若い学校ですが、プログラミングを習得できるなど先端的な試みがみられ、生徒数も1000人を越える学年があるなど伸びがみられる学校となっています。

N高等学校基礎情報

設立年月日:2016年

修業年数:3年以上

キャンパス数(校舎数):12

生徒が入学できる都道府県:47都道府県

卒業認定単位数:74単位

生徒数:約2000名前後

卒業率:不明

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飛鳥未来きずな高等学校

 

2017年に開校した新しい通信制高校です。

三幸グループの強みを活かし、専門学校の授業などを単位とすることができます。

ベーシックコース:週1日でも毎日の登校でも可能

3DAYコース:クラス制を採用しており、週3日の登校

スタンダードコース:週に1回のホームルームがあり登校日数や登校日を自分で決定

飛鳥未来きずな高等学校基礎情報

設立年月日:2017年

修業年数:3年以上

キャンパス数(校舎数):7

生徒が入学できる都道府県:47都道府県

卒業認定単位数:74単位

 

授業料による比較

ある種最もオーソドックスな比較項目と言えますね。

通信制高校の授業料は1単位あたりで算出されることが多く、7000~10000円の間が一般的です。

学校名 単位あたりの授業料 必要単位数 入学金
第一学院高等学校 10000円 74 10000円
NHK学園 8000~10000円 74 35000円
KTC中央高等学院(屋久島あおぞら高等学校) 10000円 74 50000円
鹿島学園高等学校通信制課程 7000円 74 50000円
中央高等学院(中央国際高等学校) 9000円 74 50000円
ヒューマンキャンパス高等学校 8500円 74 10000円
N高等学校 21000円 74 108000円
飛鳥未来きずな高等学校 8000円 74 10000円

*サポート校であるKTC中央高等学院などは通信制高校とサポート校両方の学費がかかります。詳しくは資料をご覧ください。

校舎数による比較

キャンパスの数が多ければ良いというものでもありませんが、やはり近くにある方が通いやすいですね。

学校名 校舎数 備考
第一学院高等学校 52 47都道府県入学可能
NHK学園 32 47都道府県入学可能
KTC中央高等学院 33 47都道府県入学可能
鹿島学園高等学校通信制課程 236 47都道府県入学可能
中央高等学院 6 寮あり
ヒューマンキャンパス高等学校 40 47都道府県入学可能
N高等学校 12 47都道府県入学可能
飛鳥未来きずな高等学校 7 47都道府県入学可能

 

人数で比較

参考までに各学校の人数を記載しておきます。

学校名 人数
第一学院高等学校 約7000名前後
NHK学園 約3000名前後
KTC中央高等学院 約6000名前後
鹿島学園高等学校通信制課程 約8000名前後
中央高等学院 約2000名前後
ヒューマンキャンパス高等学校 約800名前後
N高等学校 約2000名前後
飛鳥未来きずな高等学校 新規開校

 

最終的には雰囲気と勘~通信制高校の比較は不可能~

今回通信制高校の比較記事を作ろうと思い、かなりイライラしてしまいました。

通信制高校およびサポート校の情報は、学校側にとって不利益になりそうなものが隠されており、情報の整理などを意図的に行っていない点が多々伺えました。

キャンパス数なども記載がないため電卓などを使って数えたりしたのですが、かなり不毛な作業でした。

それぐらいなら良いのですが、授業料に関してはブラックボックスに近く、算出不可能な学校も少なくなかったです。

私のような教育業界に籍を置いている人間ですら通信制高校の中身は分かりづらくなっています。

通信制高校への入学をお考えの方はしっかりと資料請求をし、実際の肌でその学校の雰囲気などを感じ取ることをお勧めいたします。

*情報は2017年現在のものを記載しておりますが、変更されている場合がございます。あらかじめご了承ください。